
「スプラトゥーン3から始めたけどなかなか勝率が上がらない…」
そんな初心者さん~中級者さん向けに、デス数について解説していきます。
スプラトゥーン3のリザルト画面には以下4つが表示されます。
- 塗りポイント
- キル数(たおした数)
- デス数(やられた数)
- スペシャル発動回数
今回注目するのはデス数。
スプラ1には表示があったのですが、スプラ2では非表示になっていた項目です。
(Nintendo公式アプリ『イカリング2』では確認可能)

味方批判や戦犯探しをする人がいたから、2では非表示にされたと言われてるね…!
ですがこのデス数、とっても重要な情報なんです。
デスは大きくわけて2種類。
- 自分のデスが多い
- 味方のデスが多い
この2種類について、リザルト画面のデス数からわかる反省点を解説していきます。
人間がプレイしてる以上、敵や味方の【強い/弱い】は必ずあります。
ですが「味方がこうだったら」という考え方だと、いつまでたっても上達できません。
敵味方を観察し、臨機応変に動いて勝率を上げましょう!



負け試合でも、自分にできることはなかったか/どこが足りなかったかを考えるのが上達するコツだよ!
1.自分のデス数が多い


ひとつめは、自分のデスが多いパターンです。
基本的に【デス数がキル数の2倍以上】または【デス数が10以上】あったら多すぎると思ってください。
わたしもですが、デス数が多い試合は視野が狭くなってることが多いです。
- 敵インクを警戒しない
- 相性の悪いブキにひとりで突っ込む
- サブやスペシャルを使わない
- 打開時に味方と足並みをそろえない
- 1ヶ所の打開ルートに固執する
特に気を付けたいのが劣勢状況を打開したいとき。
デスが多い人は、打開のタイミングでむやみやたらに突っ込みがち…!
復帰早々敵インクへ突撃するのではなく、スペシャルをためたり敵がいないか警戒してじわじわ押し返しましょう。
- インクを塗ってスペシャルゲージをためる
- 敵がいそうなインクはクリアリング(塗り返す)
- マップやイカランプで敵の位置や塗り状況を把握
- 味方の動きに合わせる
目の前の状況に必死すぎて試合全体を見れていないと、1試合の中で同じようなミスを何度も繰り返してしまいます。
たとえばこういうリザルトですね。
わたしとスクリュースロッシャーが、キルに対しデスが多くなっています。


その結果、攻めに転じられないまま負けてしまいました。
射程差がきついのは明白ですが、敵リッター&ハイドラにカバーされない位置取りをしつつ、じわじわ崩していければ勝ち筋があったのではと思います。



しかも味方シューターはがんばってくれてる。
こういうの見るとほんと「味方ごめん…!」ってなるよね。
全体を把握するためにも、【初心者向け】スプラトゥーン3で操作の次に覚えたい3つのポイントはできるようになりたいところ。
- 地形を覚えてマップを見る
- 画面上のイカランプを視界に入れる
- 各ブキの射程と特性を把握する
特に【相手の射程が自分より長いか短いか】を意識するだけで、格段に戦いやすくなります。
- 自分より短射程…自分は届くけど相手は届かない範囲で戦う
- 自分より長射程…正面から撃ち合わずサブやスペシャルを駆使する
そのためにも、各ブキの射程や特性はしっかり頭に入れておきましょう!


2.味方のデス数が多い
「味方のデスが多いのはどうしようもないじゃん…!」と思うかもしれませんが、ここも考察の余地があります。
味方のデスは大きく分けて3種類。
- 全員のデス数が多い
- 特定の味方のデス数が多い
- 自分以外全員のデス数が多い
①全員のデスが多い


全員のデスが多いのは、①味方全員の動きが噛み合ってない②ブキ編成に差があると考えられます。
※単純に実力差があるとも考えられますが、ある程度実力の近い人同士マッチングするようにはなってるので今回は除外。
全員がバラバラに突撃すると1vs4になり返り討ちにされてしまいます。
試合中「自分含めみんな突っ込みすぎだな」と思ったら、自分だけでも味方と合わせる意識を持ちましょう。
また、現状スプラ3のマッチングやブキバランスには少し偏りがあります。
そのため、ブキ編成に差があると実力が拮抗していても厳しい戦いを強いられがち。



正直、スプラ2より編成事故多い気が…!
ノックアウトがあるバンカラマッチだと、編成によっては一度も打開できず終わってしまうことも。
ですが、そこでどれだけあきらめずに粘れるかで伸びしろが変わってきます。
「勝てる試合だけがんばる」では伸びるものも伸びません。
実際、スプラ2のX帯(S+の上)でもXパワーが下になるほどカウント負けからの放置や利敵行為をする人が多かったです。
編成負けしてるからと諦めずに、最後まで勝ち筋を探していきましょう!
マッチングやブキのバランス調整はスプラ2同様アップデートがある予定なので、今後に期待したいですね。
②特定の味方のデスが多い


味方のうちのひとりが、ひたすら単身で敵陣に突っ込み散っていく…。
最初に解説した1.自分のデス数が多いタイプが味方にいるパターンですね。



傾向としては前衛ブキに多いかな。
この解決策は、試合の初動を観察することです。
レギュラーマッチでもバンカラマッチでも、こういう猪突猛進タイプの人は試合開始とともに敵陣に突っ込みデスしていることが多いです。
(ほかにも無理やりヤグラに乗ってやられたり、近距離でホコを割ろうとして爆散したり。)
初動を観察してこういった味方に気づいたら、試合中その味方へのカバー意識を持つと勝率を上げることができます。
逆に、味方後衛ブキ(チャージャーやスピナーなど)のデス数が多いときは、前衛が敵を見逃してる可能性が高いです。



長射程が接近戦に勝つのは難しいよね…。
味方に長射程がいるときは、キルに集中できるよう敵が裏取りしてないか警戒してあげましょう。
③自分以外全員のデス数が多い


「自分はデスしないでスペシャルも使ってるのに、味方のデス数が多すぎる!」
一見非がないようにみえますが、これは攻めの意識が足りない人にありがちな負け方です。
レギュラーマッチでもバンカラマッチでも、勝つには前線を上げる必要があります。
【デスしないこと】を最優先にして、安全圏から塗ったりスペシャルを使ってるだけだとバトルに関与できません。
生存意識が強すぎて戦いに参加しないと、実質3vs4の不利状況に…。
特に【キル数もデス数も少ないのにスペシャル回数だけ多い】人は要注意。
スペシャル回数>キル数だと逆転負けにつながりやすく、勝てても味方頼りになってる可能性があります。



わたしもやりがちなパターン。
スペシャル回数の割にキルがとれてない、こういうリザルトのときですね。


ルールがガチエリアなので、相手の塗りが弱ければこの立ち回りでも勝てます。
…が、ブキ編成を見ると塗りはほぼ互角。
勝つためには、もっと前に出てキルをとらなければなりませんでした。



生きてスペシャル使ってるだけじゃ勝てないんだよ~。
このパターンになりがちな人は、味方と一緒に前線を上げて味方のカバーや敵のヘイトを買う(注目を集める)ようにすると勝率が上がります。
前線を上げようとすると最初のうちはデスが増えますが、なにごとも経験です。
デスやキルを重ねるうちに
- 攻めるタイミング/退くタイミング
- 味方のカバーに入りやすい位置取り
などがわかってくるので、攻めの意識が低く後方に構えがちな人は前に出る練習をがんばりましょう!



負け試合で自分だけデスが少なかったときは【自分の代わりに味方がデスしてた】と考えてみてね。
まとめ:デスを次につなげるため改善点を探そう


以上、リザルトのデス数からわかる反省点の解説でした。
試合後「負けた…悔しい!」だけだと、また同じ負け方をしてしまいます。
自分に足りなかった部分はどこか/立ち回りに問題がなかったかを振り返って、次につなげましょう。



メモリープレーヤーで自分や相手の立ち回りを見返すのも、とっても勉強になるからおすすめだよ!
ロビーにあるモニターでメモリープレーヤー機能を使うと、過去の試合を見ることができます。


メモリープレーヤーは他プレイヤー視点にもできるので、試合中「この人の動きいいな」と思ったらぜひその人の視点をのぞいてみましょう。
それでは、楽しいバトルを!

